『ワクチンの有効性95%』は100人打ったら95人の発症を予防するという意味ではありません。そもそも打たなくても99.1%の方は発症しません。

ワクチンの有効性を示す根拠として、一時期「ワクチンの有効性は95%」という報道が頻繁に流れていたように思います。

この有効性95%、という内容について皆さんはどのような計算か説明することができますか?また、そもそも打たなくても99.1%の方は発症すらしないということをご存知でしょうか?

これらの内容も厚労省が発表している資料から確認することができます。

ワクチン有効性95%の計算方法

ファイザーの計算式はぱっと見ややこしいので、わかりやすいモデルナの臨床試験結果を見てみます。

モデルナワクチン 有効性について(臨床試験結果)

モデルナワクチンの有効率について

肝心の有効率の計算式説明がありませんが次のような考え方です。

  1. ワクチン打った人のうち、発症した人は11人でした。
  2. ワクチン打たなかった人のうち、発症した人は185人でした。
  3. もしワクチン打ってない人が打っていれば174人(185-11)の人が発症しなかっただろう。
  4. つまり185人の内174人の発症を抑えることができる! (174/185)×100 = 94.05%

…はい。狐につままれたような論法ですが、これが有効率95%の計算になります。(ファイザーも同じ考えで95%になる)

考え方がよくわからない方は、日本感染症学会が説明している内容を読んでみるといいかもしれません。(読んでもよくわからないかもですが)

COVID-19ワクチンに関する提言(日本感染症学会)4Pより

そもそも何もしなくても99.1%の人は発症しない

もう少しわかりやすく説明します。

ファイザーの臨床試験結果を見ますと、次のようになっています。

ファイザー社のワクチンについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

注目していただきたいのは、試験に参加した人数と発症した人数です。(画像赤枠)

下2行のデータで説明します。

  • ワクチン打った人:19,965人。そのうち発症した人は9人。発症率は0.045%
  • ワクチン打たなかった人:20,172人。そのうち発症した人は169人。発症率は0.84%

言い換えると、打った人のうち99.95%は発症しなかったのですが、そもそも打たなくても99.16%の人は発症しないのです。

…これ、本当に打つ意味あるのでしょうか?

打たれた方は、このような計算式だと理解したうえで接種しましたか?

私はこの「有効性」に関しては非常に悪意のあるものだと思っています。ニュースで「99.1%の人はそもそも発症しませんよ」と積極的に報道されていれば、考えを変えていた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

これから3回目の接種を検討されている方も多いかもしれませんが、どのような臨床試験を行った結果なのか、どのように審査を通過したワクチンなのか、などご自身で真剣にお調べいただくことをお勧めします。

ABOUTこの記事をかいた人

愛媛県在住。一児の父です。 2021年11月頃よりブログを開始。当初は主にコロナワクチンの危険性について発信していました。 2022年2月1日に精巣ガンが発覚し治療のため一時記事更新を中断。22年8月現在は病院でお世話になっています。 ブログを更新する元気も戻ってきましたので、ボチボチ再開していきたいと思います。