そもそも新型コロナとは本当に怖い病気なのか?この2年のデータから考える

この2年間、生活様式を一変させてまで対応してきた新型コロナというものはそもそも本当に危険なものなのでしょうか?

日本でどの程度の被害がでているか、具体的にご存知でしょうか。例えばインフルエンザなどの他の感染症と比較してどの程度危険なのかを自分の言葉でお話することができるでしょうか?

もしこの回答がイエスでないなら、この記事を通して新型コロナがどのような病気なのか「具体的に」理解を深めていただけますと幸いです。

数字で見る新型コロナ

様々な指標を具体的に理解することで、新型コロナの実態が見えてきます。そこで2019年12月頃から始まったこの2年の状況を数字でまとめてみます。

厚労省のデータからわかる-新型コロナウイルス感染症情報- (mhlw.go.jp)というサイトを参考にします。

記事執筆時点の2021年12月22日時点では、以下のようになっていました。

  • 陽性者数累計:1,725,369人
  • 死亡者数累計:18,373人
  • 陽性者の死亡率:1.06%

死亡率が1%と言われると、少し怖い気がしますね。
そこで更に細かく死亡された方々の内訳をみてみます。

厚労省のサイトでは死亡者の年齢等の情報がありませんので「国立社会保障・人口問題研究所」というサイトのデータを引用します。

参考:Excel元データ(自治体が公表した情報に基づく)

※引用元データの内、3,692人は「高齢者」と「非公表」という曖昧な区分けだったため除外しています。このため総人数は14,681人となっています。

ご覧いただくと分かる通り、70代以上の高齢者の方が大半です。全体の約84%を占めています。

この時点でまず、死亡する程のリスクがあるのはご高齢の方が中心であることが読み取れます。それでは、高齢であれば新型コロナにかかると誰もが命の危険があるのでしょうか?

高齢者死亡の大半は「元々寝たきり」の可能性

これは東洋経済の記事などが参考になりますが、クラスターが発生した病院で感染した死亡者のうち72%は「元々寝たきりだった」ということがわかっています。(※札幌市全体の死者数の寝たきり割合は45%)

コロナ死亡患者の4割が「元々寝たきり」の波紋:東洋経済オンライン より一部抜粋

記事の例は札幌市ですが、東京都のデータを見ても同じような傾向が読み取れます。

東京都における新型コロナウイルスによる死亡症例について(概要)

院内・施設内感染による死亡割合

東京都:新型コロナ死亡者に関する各種集計

2020年1月24日~21年3月31日の死亡者のうち、52.9%は病院・もしくは福祉施設での死亡となっています。

札幌のように元々寝たきりだったかはわかりませんが「入院している」「福祉施設にいる」という時点で、それなりに健康水準・体力低下した方である可能性は高いと思われます。

死亡者の96%以上に基礎疾患あり

また、同資料内で死亡者に基礎疾患があったかについての調査結果も記載されています。(25P~

期間や性別で分かれており集計しづらいですが、基礎疾患有無の確認がとれた1,507名のうち1,454名が基礎疾患のある方でした。(全体の96.5%)

まとめますと

  • 高齢の方の死亡は、元々寿命が近かったところに「最後の一滴」となった方が多数いる。
  • 死亡者の96%以上は基礎疾患がある。

これらのことから死亡率1%とはいうものの、ある程度年齢が若く基礎疾患も無い方であればまずは怖がる必要がないことがわかります。

しかし私が色々と理屈をつけましても、次のように思う方もいらっしゃると思います。

そうは言っても70代以上の人にとっては恐怖のウイルスではないか?


そこで70代以上の全死因と新型コロナ死因数とを比較しました。

2020年人口動態調査資料より作成

見ていただくと分かる通り、新型コロナを死因とする方の数は全体のごくわずかです。(それぞれ1%前後)

なぜ新型コロナばかりを怖がる必要があるのでしょうか?

10~60代の人も少ないが亡くなっているのでは?

またはこのように思う方もいらっしゃるでしょう。

そこでインフルエンザを例に、若年層でどの程度の被害があったのかを見ていきます。

インフルエンザ脳症による10歳未満の死亡

小児に多いインフルエンザ脳症、成人の死亡例も:インフル関連の死者、年約1万人 注…|NIKKEI STYLE

新型コロナ騒動が始まり約2年が経過した2021年12月22日現在でも、10歳未満の死亡例は出ていません。

しかしインフルエンザの合併症で小児に起きやすいインフルエンザ脳症では7人のお子さんが命を落としています

この時、今のような極端な生活様式の制限があったでしょうか?

インフルエンザが流行ピークに 患者最多の283万人(2018年 日本経済新聞)

2018年には1週間の間に283万人の患者数を記録(10代未満で59万人、10代で40万人)。また、1/26の記事の段階で推定患者数が837万人に達しました。

この時もまた、今のような極端な生活様式の制限があったでしょうか?

インフル、1週間で200万人超え(2019年 livedoor News)

2019年には1週間の間に213万人の患者数を記録しています。この内0歳~60代の合計は196.7万人です。累計患者数も541.5万人となっています。

何度も言いますが、この時も今のような極端な生活様式の制限があったでしょうか? 少し感染予防に気を付けた程度で、冬が過ぎれば普通の暮らしをしていませんでしたか?

新型コロナの陽性者数は約2年間で172万人です。

これに対してインフルエンザは1年間の患者数で500万人以上です。※陽性者は患者のことではありません。単にPCR検査で陽性反応となった(新型コロナの遺伝子が体内から発見された)というだけで、感染・発症しているかはわからないのです。

無症状感染などの訳のわからない分類の人たちもごちゃまぜにして「ようやく」172万人なのです。

「新型コロナ特有の後遺症があるのでは?」

新型コロナの後遺症として味覚・嗅覚障害などのニュースもあり、恐怖を感じる方もいらっしゃると思います。しかしこれらの後遺症は通常の風邪でも季節性インフルエンザでも発生し得るものです。

インフルエンザになった時の味覚障害について知ろう!

インフル後の症状に要注意―におい感じない嗅覚障害

【医師監修】インフルエンザが抜け毛の原因になるってホント? インフルエンザと抜け毛の関係について

2019年以前に、このことについてマスコミは騒いでいたでしょうか?何かがおかしいと思いませんか?

そもそも、本気で怖いのなら国の重要機関が会合などするわけがない

ここまであーだこーだと理屈を並べてきましたが、そもそも新型コロナの感染症対策に関わる人たちが本気で怖いと思っているなら飲み会なんぞ行くわけがないと思いませんか?

厚労省、危機感の欠如露呈 自粛要請中、送別会で感染

国立感染研、宣言下の3月に21人が送別会 医師ら参加

菅首相、ステーキ会食でマスクせず「二階氏の仲間が集まる忘年会」

まん防の最中 日本医師会・中川俊男会長が政治資金パーティーに参加していた

安倍首相、コロナ拡大の渦中、連夜“お友達と美食三昧”…国民には外出自粛呼びかけ

彼らは私たちに教えてくれているのだと思います。「大した病気じゃないですよ」と。

生活様式を変える程恐ろしい病気でしょうか?

私が紹介した情報は100%正しいものではないかもしれません。

しかし、それにしても過去の感染症と比較してここまで騒ぎ立てる程危険と考えることも難しいのではないでしょうか?

今の生活様式を続ければ一時の安心は得られるかもしれませんが、マスクをし続けることの弊害や定期的なワクチン接種の半強制(同調圧力による)は永遠に終わることがありません。

本当に今のままでよいのでしょうか?ぜひあなた自身で考えてみていただければと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

愛媛県在住。一児の父です。 2021年11月頃よりブログを開始。当初は主にコロナワクチンの危険性について発信していました。 2022年2月1日に精巣ガンが発覚し治療のため一時記事更新を中断。22年8月現在は病院でお世話になっています。 ブログを更新する元気も戻ってきましたので、ボチボチ再開していきたいと思います。