前回の記事で、子どもに新型コロナワクチンを接種する必要があるのかを考えてみました。
10代のワクチン接種後の重症者数は341人で、同じ年代のコロナ感染時の重症者数6人よりも圧倒的に多い人数です。私はこの数字を見るだけでも打つ必要はないと考えていますが、発症している病気をみるとその考えはより強くなります。
[nmd color=”blue” number=”8″]副反応に多い「心筋炎」という病気[/nmd]
重症であるかに関わらず「心筋炎」と診断されている方が多くいます。この心筋炎がどのような病気なのか少し調べてみました。
例えば日本心臓財団という団体が発表している記事では次のようにあります。

要約しますと次のようになります。
[libo005 color=blue] [unlili color=”blue” number=”1″]- 心筋炎は心臓の筋肉に発生した炎症
- 炎症が起これば心不全などが発生し生命や生活を危険にさらす
さらにこのサイトでは次のように続きます。

- 心筋細胞は再生しない
- 急性心筋炎が治癒した後も、心筋のダメージが残り慢性心不全に苦しむことになる
一番最後の「急性心筋炎が…」については、今回のワクチン副反応で心筋炎を発症した方全てに該当するのかは私はわかりません。(発生日数が短いので、すべて急性のような気はしますが…)
ただ重要なことは「一度損傷した心筋細胞は二度と戻らない」ということ。また、これをきっかけに「慢性心不全」にもなっていくということ。この2点かと思います。
この話は10代の子どもの話なのです。
「心筋炎になったけど回復したからOK」ではないと思いませんか?一生元には戻らないのです。少なくとも今の医療では。
心筋炎が発生した方をワクチン副反応の検索サイトで調べると次のような結果でした。
まずはファイザーの心筋炎発症者(10代のみ:22年1月21日時点)です。全部で88名いらっしゃるようです。

続いてモデルナの心筋炎発症者(10代のみ:22年1月21日時点)を検索してみます。全部で45名です。

繰り返しますが、この方たちはワクチンを打たなければ心筋炎を発症していませんし、打っていなくても99.1%コロナには罹っていないはずなのです。これを薬害と言わずして何なのでしょうか。
[nmd color=”blue” number=”8″]厚労省の資料ではコロナに罹った場合の心筋炎の方がリスクがあるというが…[/nmd]
ワクチン接種後の心筋炎に関する厚労省の発表では、コロナに感染した場合の心筋炎発症頻度の方が高いように書かれています。
例えばモデルナを接種後に心筋炎が疑われた10代の方は100万人あたり28.8人で、新型コロナに感染した場合の心筋炎は100万人あたり834人となっています。
「コロナに罹った方がはるかにリスク高いでしょ?なのでワクチン打ちましょう」ということなのでしょうがこれかなり悪質だと思います。
このブログではあまり断言する言い方はしないように気を付けていますが、正直憤りしかないです。
。
小さい文字で下に書かれている出典資料を見てみましょう。

※少し脱線しますが、そもそも出典に書かれている資料に恐らくほとんどの人は辿りつけないです。(これは心筋炎に限らず、厚労省の資料全てに言えますが)
先ほどのリンクを見ていただくとわかりますが、一言に資料といわれてもどの資料だかわからないですよ。
資料1-1-1の30Pに書かれているのですが、先ほどの「出典」のところに何も書かれていません。読ませる気などないのではないかと勘ぐってしまいます。
話を戻して、問題の資料を見てみます。

悪質なポイントの1つ目は、画像上部の赤線箇所です。ワクチンの100万人あたりの心筋炎疑いは、当然ですが接種した全ての人が対象です。つまり分母は接種した10代男性全てになります。
これに対して新型コロナに感染して心筋炎を疑われた人は全員入院患者なのです。分母は入院患者です。入院し患者と、ほぼ健康な人たちとを比較している訳です。
悪質なポイントの2つ目は、画像赤枠の箇所です。ここもよく見ますと、なぜか対象年齢が15~40歳未満となっています。ワクチン側の対象は10代・もしくは20代です。ここも比較対象が異なります。
この理由については、分科会の議事録を読むとわかります。
15歳から40歳未満ということで、これはたった4人ですけれども、そこを分けるともっと人数が減ってしまいますけれども、情報がないということなのでしょうか。
○岡座長 事務局、お願いいたします。
○事務局 御指摘ありがとうございます。
おっしゃるとおりでございまして、こちらは、より年齢とか性別を分けて評価してまいりますと、分子数が非常に小さくなって、さらにそのばらつきが大きくなるということから、現時点でお示しできるデータとして834というのをお示ししたものでございます。
「分子数が非常に小さくなる」=心筋炎に罹った人がもっと少なくなる、ということです。
10代・20代などの分け方をするともっと減るということなのでしょう。30代を加えても4人なので、10・20代の発症者は0~3人です。
最後の3つ目。これが一番ひどいですが、そもそも新型コロナに感染して実際に心筋炎になった人はたった4人です。
入院患者4,798人の内たった4人だけが心筋炎になっていて、それを「100万人あたり」に置き換えると834人になる、と言っているのです。
しかしこの資料が作られた2021年5月末時点は既にコロナ騒動が起こってから1年半が経過した頃です。それだけ時間が経っても4,798人しか入院していないのです。
1年あたり大体3,200人入院するということですから、100万人入院するまでに約312年掛かります。
これに対してワクチンの場合は、10代男性は1,091万人・20代男性は1,267万人が対象です。
もし全員が接種した場合、ほんの数か月で約2,358万人が対象になります。
割合が一番低いファイザーの100万人あたり3.7人で換算しても、90人近くが確実に発症することになります。(実際には副反応報告は過少報告と思われますので、もっと多いでしょう)
※ちなみに…よく見ていただくとわかりますが、15~39歳のコロナ感染した入院女性の心筋炎・心膜炎発症者は0です。対してワクチンの方は…グラフにして比較しないのは、そういうことです。
文章では分かりづらくなったので、最後に表で簡単にまとめます。
まず男性からです。
項目 | ファイザー | モデルナ | 新型コロナ感染 |
---|---|---|---|
対象年齢 | 12~29歳 | 15~39歳 | |
100万人あたり発症数 | 3.7~28.8人 | 834人 | |
実際の発症数 | 129人 | 139人 | 0~3人 |
続いて女性です。
項目 | ファイザー | モデルナ | 新型コロナ感染 |
---|---|---|---|
対象年齢 | 12~29歳 | 15~39歳 | |
100万人あたり発症数 | 0~1.4人 | 0人 | |
実際の発症数 | 14人 | 4人 | 0人 |
もうすぐ5~11歳の接種も開始されますが、本当に接種が必要か今一度考えてみてください。幼いうちから、心臓にリスクを持つ必要がなぜあるのでしょうか?
子どもだったら、接種は2回で済むのでしょうか?他国や大人と同様に、3回目・4回目と迫ってくる可能性は高いですよ。
mRNAワクチンの仕組を考えると、打つたびにリスクは上がると思います。よくよくご検討ください。