普段ネットで調べものをするとき、ほとんどの方はGoogleで検索するかと思います。調べる=ググるという単語になるほど浸透していますしね。
言い換えますと、Googleで調べて上位表示された結果は正しいという先入観が少なからずあるかと思います。
しかし実際にはGoogle以外にも検索エンジンはたくさんあり、その結果はGoogleと大きく異なるものもあります。タイトルにも挙げたDuckDuckGoやBraveなどです。
いくつか例を見てみます。
「ワクチン 心筋炎」の検索結果を比較
試しに、GoogleとDuckDuckGoで「ワクチン 心筋炎」と入れて結果を比較してみました。
一番上位の厚労省の結果は同じですが、それ以下はほぼ違うサイトが表示されました。
どのようなサイトかを比較すると次のようになります。
順位 | DuckDuckGo | |
---|---|---|
1 | 厚労省 | 厚労省 |
2 | 厚労省 | 朝日新聞 |
3 | 大阪市 | 時事メディカル(ニュース) |
4 | NHK | アメブロ(個人ブログ) |
5 | 常総市 | トカナ(オカルト情報サイト) |
6 | ANN | 日本経済研究センター |
7 | TBS | livedoorニュース |
8 | TBS | 厚労省 |
9 | 日本小児科学会 | アメブロ(個人ブログ) |
10 | 日本経済研究センター | 個人ブログ |
違いがわかりますでしょうか?Googleでは上位10件すべてが行政機関や大手企業・団体などの情報になりますが、DuckDuckGoでは個人ブログやオカルトサイトなどもヒットしています。
つまりGoogleでは基本的に厚労省などの公的機関・大手企業などのサイトしか上位表示されませんが、他の検索エンジンを使うとそれ以外のサイトも上位表示されます。
大手機関の情報=ほぼワクチン推奨になるので、ワクチンの危険性などに関する情報はGoogleでは入手しづらいのです。
Googleのポリシー
なお、これはワクチンに限った話ではなくて、Googleは数年前くらいから検索結果の上位は信頼できる専門家などを優先するという方針を打ち出しています。
Google社が公開しているブログに次のようにあります。
医療や健康に関連する検索結果の改善について
2017年12月6日水曜日
Google では、今週、日本語検索におけるページの評価方法をアップデートしました。
この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。本アップデートは医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響します。Google では、医療や健康だけに限らず、今後も継続的に検索の改善に取り組んで行きます。
医療や健康に関連する検索結果の改善について | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers
>医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示
とありますので、今の結果は自然なものです。実際、個人が発信している健康情報よりは専門家が発信している情報を多くの人は信用するでしょう。
Google検索だけに頼る危険性
ただし、この検索アルゴリズムには危険もあります。公的機関や専門家の情報が個々人の情報より正しいという前提の元に成り立っているからです。
実際、現在はワクチンについて「厚労省の情報を信用するように」という風潮が非常に強いです。
しかし以前の記事でも指摘しているように、厚労省の薬害は過去に20件以上起こっていますし、現在のワクチン副反応数についても疑問が残る内容が多々あります。
ですので厚労省などの一般的には「信頼できそう」な機関からの情報だけでなく、それ以外からも幅広く情報を取得し、自分で取捨選択していくことが重要になってきます。
DuckDuckGoやBraveの結果が正しいという訳ではない
一点注意が必要なのは、DuckDuckGoやBraveで検索された個人ブログなどの情報は必ずしも正しいとは限らない点です。
報道などで「デマに注意するように」と盛んに言われますが、実際「コレは???」というような内容もたくさん出てきます。
大事なことは、発信者がどのような根拠を元に発言しているのかを自分で一つ一つ確認していくことだと思います。大変な作業ですが、結局これができなければいつまで経っても自分で考え判断することはできません。
「真実らしきもの」を見つけていくのは大変な作業です。
しかし自分や家族の健康(今回は命と言ってもいいと思います)に関わることです。ぜひ根気強く調べ、今回のコロナ騒動全般の「おかしなこと」や日本や世界で起こっている出来事、これからの未来について自分なりに考えていただければと思います。