アメリカではVAERSというシステムを使って、ワクチン接種後の副反応報告を収集していることを前回の記事でご紹介しました。
この記事では実際にVAERSにどのような内容が登録されているのかを検索する方法をご紹介します。
日本語での検索サイト
そもそも英語が苦手で海外のサイトを見てもよくわからない、という方も多いかと思います。
その様な方向けに、VAERSのデータを日本語で検索することが可能なサイトを作ってくれた方がいらっしゃいます。苦手な方はこちらのサイトをご覧いただければと思います。
ワクチン副反応データベース SideEffect.jp (side-effect.jp)
海外だけでなく、厚労省が発表している国内データもあります。
※データソースを見ましたが、厚労省のデータは少し古いものを参照しているようです。(現在の最新は第74回ですが、第69回を参照している)
※海外(VAERS)のデータも、生データとは完全に一致していないようですので、参考値として見るのがよいかと思います。
VAERSデータの検索方法
本題のVAERSの検索方法です。以下のサイトから検索画面にアクセスできます。
Search VAERS Database (medalerts.org)
いくつか検索条件がありますが、コロナワクチンの検索結果を出すには3番の「Vaccine Types」というところで「COVID-19(COVID19)」を選択し、どこでもいいので「Find」を押すと結果が出てきます。
2022年1月12日時点では、次のような結果になりました。
赤線箇所を翻訳しますと「2021年12月31日までのデータベースから、コロナワクチンによる有害事象は1,017,001件見つかった」という内容です。
(先ほどの検索サイトでは1,016,449件だったので、少し少ないです。恐らく同期がタイムリーではないのでしょう。)
また、先ほどの結果は年代別の件数になっていますが、検索項目1の「Presentation Styles」の「Show Table]を色々いじると、どのような項目別に表示するかを変更できます。
Event Outcome(症状の経過や結果)毎に検索するように変更しました。すると結果が次のように変わります。
一番上の項目に「Death(死亡)」と記載されています。最終的に死亡された方が21,382名いらっしゃるということです。
また、この表ページの下部には報告者一人一人のデータが表示されており、個別に確認することが可能です。(VAERS IDをクリックすれば確認できます)
英語・医療用語に不慣れな方は日本語版サイトを見た方がいい
色々と説明しましたが、普段医療業界におらず英語も使わないという方でしたら素直に先ほどの日本語版の検索サイトで閲覧した方がはるかにわかりやすいと思います(若干データが最新でない程度の誤差ですので)
どうしても生データを見てみたいという方は、当記事を参考にしてみてください。